エギングってなに?
こんな疑問をお持ちの方に、エギングという釣りの中身や魅力をお教えします
こんにちは、wakkaです。
あなたは『エギング』という言葉を聞いてどんなことをイメージしますか?
この記事を読んでいる方は、おそらくこんな疑問や思いを持っているのではないかと思います。
- どんな釣りなのか中身を知りたい
- どうやって釣るのか知りたい
- 盛り上がるシーズンがいつなのか知りたい
そこで今回は、エギングという釣りの中身や魅力について詳しく解説したいと思います。
「これまでイメージが湧かなかった」
「興味があるからもっと知りたい」
という方にとって、少しでも有益な情報となるように情報をまとめました。
一通り読めば「『エギング』ってこんな釣りなんだよ!」と人に説明できるくらいになりますので、
ぜひ最後までチェックしてみてください。
- エギングについてとにかく知りたい
- イカ釣りに興味がある
- エギングをはじめてみたい
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それでは本編をどうぞ
『エギング』=『エギを使ったイカ釣り』
『エギ』と呼ばれる疑似餌を用いたルアーフィッシング
エギングはプラスチックなどで作られたルアー(疑似餌)を用いる釣種の一つです。
エギは小魚や甲殻類(エビなど)を模していて、リアルな色合いやど派手な見た目の物など多くの種類が存在します。
エギの下部(尾のあたり)には鋭い針(カンナ)が複数備わっていて、捕食のためにイカが抱きつくとカンナがイカの腕や体に引っ掛かる仕組みになっています。
ミミズやゴカイといった生き餌が苦手でも安心して楽しめるのはルアーフィッシングならではの良い点ですよね。
エギは日本語で『餌木』と表記されていました。
これに英語の動詞や名詞で用いる『-ing』がつながり、『エギング』という造語が誕生しています。
アジを狙う『アジング』やジグを用いる『ジギング』と同じ要領で付いた呼び名です。
エギングのターゲットは”イカの王様”アオリイカ
抜群の味と食感
アオリイカの身は柔らかさと弾力を兼ね備えており、さらに甘みがあるのが特徴的です。
コウイカやヤリイカといった他のイカと比べてとても美味しく、刺身や寿司のネタとしても根強い人気があります。
大きな体が語る重量感と存在感
季節によって個体の大きさが変わりますが、冬~春頃には1kgを超える個体がゴロゴロと揚がります。
中には2kg、3kgを超えるようなイカも。
このような個体を釣るときの引きの強さやその大きさ、捌いた身の厚さはまさに『イカの王様』と呼ぶに相応しい存在感を放っています。
多様な調理方法
新鮮なアオリイカをそのまま刺身で食べるのは勿論のこと、焼き物、揚げ物、煮物など多様な調理に適しています。
どう調理しても美味しく食べれるので、活用の幅が広いことも特徴の一つと言えます。
個人的にはアオリイカを締めたあと海水が付いたまま冷凍保存し、後日解凍して刺身にするのがおすすめです。
一度冷凍すると解凍時に甘さがより際立つので、ぜひ一度試してみてください。
アオリイカは高級食材
アオリイカは市場価値が高く、kg単価で4,000円~5,000円なんてこともあります。
自分で釣り上げるのは簡単ではないですが、釣りの楽しさだけでなく食材としての価値も考えると、釣り上げたときの達成感はなんとも形容しがたいものがあります。
美味しさ以外にも魅力が盛り沢山
直感的で力強いエキサイティングな釣り
エギングはロッドを大きく振る『シャクリ』という動作でエギを操ることでアオリイカを誘い出します。
イカがエギを抱くと急に糸がフケたり、逆にピンと張って走ったりするので、このように食いついた感覚があればロッドを大きく振ってカンナをうまく引っ掛けます。
あとはリールを巻いて釣り上げるだけなので、必要な操作全般が直感的でそこまで複雑ではありません。
また、アオリイカは時に1kg、2kgを優に超え、さらにジェット噴射によって強烈な引きを生み出します。
その重量感やパワフルなやり取りの緊張感は一度味わうとハマってしまうこと間違いなしです。
このように、エギングは興奮を掻き立てる面白さ満点の釣りなんです。
季節により楽しみ方が変わる
エギングは1年通して楽しむことができます。
季節の移り変わりと共にアオリイカは成長し、その特色が大きく変わっていきます。
- 春
-
アオリイカが成熟し、2kgを超える個体も珍しくなくなります。
産卵準備のために接岸するものの、この頃のイカは警戒心が強く釣りづらいです。
一方で、成長した大きめの個体が多いため釣り上げたときの興奮と感動は忘れられないものとなること間違いありません。 - 夏
-
産卵シーズンを終え海水温が高くなるこの時期は、個体数が少なくなるため狙いづらい季節になります。
そもそも個体数が少なく、生きてる個体は深場に棲むので、岸(ショア)からは狙いづらい時期になります。 - 秋
-
孵化のシーズンを迎え子イカの数がグンと増え、数釣りを楽しむことができます。
活性が高くエギへの食いつきがいいので、初心者がエギングをはじめるのに最適な季節です。
晩秋頃からは500g以上の少し大きい個体もちらほら見え始めます。 - 冬
-
アオリイカは一定の海水温を下回ると生命活動が維持できなくなるため、この時期は水温低下の影響が少ない深場へと潜ります。
岸(ショア)から狙えないことはないですが、ティップランと呼ばれる沖で深場を探る釣り方の方が釣果をより期待できます。
使う仕掛けはとてもシンプル
釣りは欠かせない道具がいくつもあります。エギングも勿論例外ではありません。
ですが、仕掛けに限って言うとエギングはエギさえあれば良いので、非常にシンプルで簡単に始めることができます。
まだエギングをやったことがない人向けに、最低限揃えるべき道具と予算感を別の記事にまとめています。
気になる方はぜひチェックしてください。
エギングは操作もシンプル
エギングにおける操作・アクションもそこまで複雑ではありません。
突き詰めるといろいろなテクニックがありますが、大前提となる超基本操作はこちらのたった3つです。
- 1.キャスト
-
エギングは「キャスト」=「仕掛けを投げ入れる」釣りです。
遠くまで飛ばすには力がいるかも?と思いきや、実は力任せではなく投げ方にポイントがあります。
支点を意識してロッドを回転させるようにキャストすることで、余計な力を使わずに遠くまで投げることができます。 - 2.シャクリ
-
アオリイカを誘うためには水中のエギを操作する必要があります。
エビや小魚の俊敏な動きを再現するためにはシャクリが必要不可欠で、ロッドを縦に振るような動きを取ります。 - 3.巻き取り
-
イカが掛かったり、エギを引き揚げる時にはリールをひたすら巻きます。
ハンドルを一定のスピードで巻き続けるだけで、特に難しい操作は必要ありません。
以上のように、複雑・特別なテクニックはあまり必要がなく、直感的な操作で楽しめるため、未経験でも取り組みやすいのが魅力的な点です。
安心・安全な所で楽しめる
エギングスポットは岸壁、堤防、港内など
季節にもよりますが、安定した足場のある岸辺からでもアオリイカを狙うことができます。
粗い波打ち際や切り立った磯、船に乗って沖まで出ることは必須ではないため、釣りに不慣れな方や子供でも比較的安心して楽しむことができます。
また、港であればトイレが常設されている所も多いので、女性や子供でも関係なく楽しめます。
港内や堤防は釣り禁止となっている所がありますので、必ず事前にチェックしましょう
エギングはショア(陸、岸辺)だけじゃない
ティップラン
ティップランエギングは、ショアからだと狙うことが難しい深場のアオリイカをターゲットとした釣り方で、イカが掛かるとロッドの穂先(=ティップ)が走る(=ラン)姿が名前の由来になっています。
ティップランでは、ボートで少し沖まで出て水深が20mを超えるようなところで底までエギを落とします。
シャクってイカを誘う点は同じですが、少し重めのエギを使用したり、1kgを超える良型を期待できるなどショアとは一味違った釣りを楽しめます。
ヤエン釣り
ヤエン釣りは、その名の通り『ヤエン』という専用の針仕掛けを使う釣り方です。
エギではなく生きたアジを針にかけて泳がせ、アオリイカが捕食をはじめたらタイミングを見計らってヤエンを投入しイカに掛けます。
早くても遅くてもNGなので、絶妙なタイミングで決めるのはなかなか感覚が掴みづらいかもしれません…
まとめ
いかがでしたでしょうか。
エギングには多くの魅力が詰まっているだけでなく、釣り初心者でも比較的始めやすいことを知ってもらえたと思います。
ここまでの内容を簡単におさらいしておきましょう。
- 『エギング』=『エギ』で『アオリイカ』を釣るルアーフィッシング
- “イカの王様”に相応しい味・食感・厚み・重量感・存在感
- 美味しさ以外にも魅力がたくさん
- 性別年齢問わず安心安全に楽しめる
- アオリイカを狙った釣りはショアエギングだけじゃない
この記事を読んでエギングに少しでも興味を持ってもらえたなら、他の初心者向け記事もぜひチェックしてエギンガーとしての新たな一歩を踏み出してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。