エギングを始めてみたいんだけど、何を買えばいいの?
予算はどれくらいあればいいんだろう?
道具の話、お金の話、はじめは見当もつかないですよね
このような悩みを解決するために、記事にまとめてみました
こんにちは、wakkaです。
エギングをやってみたいけど何から手を付けたらいいかわからないなんてことはないですか?
私はwebサイトやYouTubeでテクニックや実釣動画ばかり調べていたので、いざ道具選びとなった際に買うべき物がわからず立ち止まってしまいました。
そこで、今回は『エギングに必要な道具と予算』についてまとめました。
この記事を読めば、予備知識や動画でエギング熱が高まっている皆さんはすぐにでも動き出せるはずです。
必要なものと金額さえわかってしまえば、あとは買って海へ向かうだけですよね。
熱が冷めやらぬうちに1日でも早く実釣できるよう、ぜひ参考にしてみてください。
ご説明するポイントはこちらです。
- エギングを始めるために必須レベルの道具(タックル)
- エギングデビューに必要な予算の目安
それでは本編をどうぞ。
必須レベルの道具(タックル)12種
エギングで使用する道具は多岐に渡ります。
その全てが必須というわけではなく、人によって要否が分かれます。
これからエギングを始めたいという方に向けて、個人的に必須レベルだと考える道具(タックル)を12種類ピックアップしました。
なぜ必要で、どう選べばよいかという話も交えながら説明しますので、是非参考にしてください。
また、後半の見出しでは必要な予算について表にまとめています。
「ざっくりとした金額感が知れればいい」という方はこちらをクリックして飛ばしてください。
ロッド(釣り竿)
ロッドがないと始まらないのはわかっていても、種類が多すぎてどう選べばいいのかさっぱりわからないですよね。
エギング用にロッドを購入する際のポイントはこちらです。
初心者が選ぶ際に着目すべきポイントは『長さ』と『硬さ』です。こちらが基本的な目安になります。
- 長さ … 8ft ~ 9ft くらい
- 硬さ … ML(ミディアムライト) ~ M(ミディアム)
『繊細なアタリを捉える穂先(ティップ)の構造』、『長時間釣行でも疲れない軽量設計』、『ライントラブルを未然に防ぐガイド設計』など、選ぶポイントは他にもあります。
しかし、はじめからこだわりを入れすぎるとその分予算も膨らみます。
なのでデビューに向けての1本目は上記の2点を抑えておけばOKです。
ちなみに、エギング用ロッドは他のルアーゲーム(アジングやメバリング、ちょい投げ等)に転用しやすいので、色々なゲームを楽しめますよ。
『安物買いの銭失い』
私はこれが嫌だったので、有名メーカーのエントリーモデルを選択しました
メーカーの安心感・信頼感がありつつもお手頃価格で手に入れることができたので、初心者の方におすすめの買い方です
初心者におすすめのロッドと詳しい選び方を別記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
リール
リールは、遠くまでキャストできてライントラブルも少ない『スピニングリール』というタイプが適しています。
スピニングリールと言ってもこれまた種類が豊富です。購入の際はこちらのポイントをチェックして選んでください。
リールは「番手」といってリールの大きさや巻けるラインの太さを示す番号があります。
標準化されていないためメーカーによって多少の誤差がありますが、エギングで選ぶべきは『2500番』もしくは『3000番』です。
エギングではロッドを振る『シャクリ』というアクションが欠かせないのですが、ずっとやってると意外と疲れます。
長時間のアクションで疲れないよう、なるべく自重が軽いものを選ぶのもポイントです。
また、獲物の強い引きによってラインが切れないように、ラインが勝手に出ていく『ドラグ』という機構が備わっているのですが、これもリールによって性能や質が変わります。
『自重の軽さ』や『ドラグの性能』といった観点から、ロッドと同じく有名メーカーのエントリーモデルを選択するのが個人的におすすめです
初心者におすすめのリールと詳しい選び方を別記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
ライン
ラインは『メインライン』と『ショックリーダー』という2種類を用意して、それらを繋げて使います。
『メインライン』は150m〜200mくらいをリールに巻いておきます。
『ショックリーダー』はメインラインの先端から1m~2mくらい垂らして、エギに接続する部分になります。
ラインを2種類用意する理由は、役割が異なるからです。
エギングはボトム(底)までエギを沈めることが基本です。
必然的に海中の障害物にラインが擦れることが多くなるわけですが、メインラインで主に使用するPEラインやナイロンラインは耐性があまりなく、切れてしまいます。
このようなトラブルを避けるために、海中に浸かる先端部分はフロロカーボンといった(根ズレに強い)素材をショックリーダーとして起用する必要があります。
選び方の基準は『素材』と『号数』です。
メインライン
- 素材は『PE』
- 号数は『0.6号』~『1号』
ショックリーダー
- 素材は『フロロカーボン』
- 号数は『2号』~『3号』
ラインの基礎知識として素材ごとの特徴や強度などを詳しく説明した記事もあるので、是非ご覧になってみてください。
スナップ
スナップとは、ショックリーダーとエギを接続するための金具のことです。
メーカーによっていろいろな形状がありますが、安価で個数が多いものを選べばOKです。
根掛かりなどによってエギと一緒になくなることが多いので、最低でも10個くらいは常備しておくと困りません。
- 最初はこだわらずに安価なものでOK
- 1つのパッケージに入っている個数が多い方がおすすめ
- エギの付け替えが楽にできる形状だと尚良し
エギ
アオリイカの捕食対象である小魚や甲殻類を模したルアー(仕掛け)のことで、色や機能、大きさ(号数)に様々な種類があります。
根掛かりなどによりエギを失くしてしまうことが多いので、数に余裕をもって準備してください。
最低でも5本くらいあればまぁ安心かなと思います。
- 春は3.5号~4号、秋は2.5号~3号を目安にする
- 1本あたりの単価が安いセットエギ
- エギの付け替えが楽にできる形状だと尚良し
『エギ王』や『エメラルダス』といった有名メーカーのエギは1本あたり1,200円以上します。
しっかりと釣果につなげたいならば買って損はないですが、ロストすることが本当に多いので(初心者なら尚のこと)、複数本セットになっている1本あたり300円~500円程度のエギも持っておくとコストを抑えられるのでおすすめです。
エギの選び方について詳しく書いている記事がありますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
エギケース
釣りの仕掛けに用いる針は非常に鋭く危険です。
エギングにおいてもそれは同様で、エギを収納するための専用のケースも用意しておくことを推奨します。
エギについているカンナ(針)はとても鋭く、怪我の元になりやすいです。
エギをそのままの状態で持って出かけることはないと思いますが、こういう時に専用ケースがあれば非常に便利です。
セット販売のエギを購入する場合は、ケースもセットされている場合がほとんどです。
しかし、1本単位で購入する場合は付属しませんので、別途用意が必要です。
エギケースに関して、明確な選び方はあまりありません。
ハードケースやジッパー付きのポーチなどいろいろな形状があるので、使いやすそうなものを選べばOKです。
ご参考までに、私は普段DAIWAのハードケースをエギケースとして使用しています
記事後半の表にリンクを貼っておきますので興味のある方は是非チェックしてみてください
ライフジャケット
何かあったとき、自分の身を守れるのは自分だけです。釣行時はライフジャケットを必ず着用してください。
命を守るためです。必ず着用してください。
ライフジャケットも種類が多く選ぶのに困ると思います。そんなときはこちらを参考にしてください。
選ぶポイントは『種類』と『桜マーク』の2つです。
ライフジャケットは大きく3つのタイプに分かれます。『自動膨張式』『手動膨張式』『浮力材入り』です。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、初心者のうちは浮力材入りをおすすめします。
不安定な足場などが多い釣り場にまだ慣れていない頃は、転倒や落水の危険が一層高まります。
浮力材入りのジャケットは事故の際に体を保護してくれたり、装置の誤作動などの心配もありません。
ショアゲーム(堤防などの陸地で行う釣り)のみならば気にしなくてよいです。
一方、船に乗って海に出たいということであれば、桜マークという認定付きのライフジャケット着用が義務付けられているので、選定の際にチェックしてください。
クーラーボックス
クーラーボックスはいくつか種類があるので、希望に合った選択をしてください。
釣り具メーカー各社が販売しているクーラーボックスであれば、まず安心かなと思います。
夏場の水分補給のために飲み物を入れておいたり、釣ったイカを持ち帰る際に必要になります。
『発泡スチロール』『ウレタンフォーム』『真空断熱パネル』という使用する断熱材の種類で3つに分けられます。
発泡スチロールが最も安価で手に入りますが、保冷性能は他に劣ります。
一方、保冷性能が最も優れているのは真空断熱パネル式で、お値段もその分跳ね上がります。
釣行する季節や外気温、移動時間などを加味しながら、自分に最適なタイプを選んでください。
水汲みバケツ
多くのメーカーが販売しており、また釣り用品以外でも代用できるので、釣りの際には一つ用意しておいてください。
エギングでの用途は主に2つです。
- 釣ったイカが地面に吐いた墨を洗い流す
- 海水を汲んでおき、生け簀として使用する
これからエギングを始める方にとっては意外と盲点かもしれませんが、釣り場をきれいに保ったりイカや魚の鮮度を保つ意味でも必要なものなので、1つ用意しておいてください。
上記の用途を満たせるのであればなんでも構いません。
近頃はDAISOなどの100均で釣り具を扱い始めています。水汲みバケツも並んでますので、そちらでも十分です。
強いて言うなら、『軽量』『折り畳み可』なものだと携帯しやすいです。
専用の物が欲しいという方は、各釣り具メーカーが販売する商品をご覧になってみてください。
帽子
「帽子はどうしてもかぶりたくない」というわけでなければ、着用しておくことを推奨します。
帽子をかぶるべきポイントは以下の2つです。
- 頭部を保護する
…キャスト時やエギが海面から飛び出てしまったとき、はたまた何らかの事故で周囲の人の仕掛けが飛んできてしまったときに、頭を保護する役割があります。 - 体調を管理する
…夏場は特に熱中症の危険が高まります。急な体調変化などを未然に防ぐための役割があります。
既に所持しているもので構いません。
持っていない場合はしまむらでもユニクロでもどこでもよいです。
私は持っていなかったので、ワークマンに行ってみました。
アウトドア向けアイテムの取り扱いがあり、手頃な値段でいろいろと用意できるので個人的におすすめです。
帽子の形は好みでいいと思いますが、バケットハットのような形だと日差しからカバーできる範囲が広いですし、あご紐が付いていて風に飛ばされることもないので、検討してみてください。
偏光グラス
エギングだけでなく釣り全般において、サングラスはあった方がいいです。
それもできればファッショングラスではなく偏光機能が備わったグラスを用意してください。
偏光グラスが必要な理由は以下の3つです。
- 目の疲れを防止する
…海面による光の乱反射は、目をかなり疲れさせます。車で移動している場合は特に目の疲れを最低限にするべきです。 - 目を保護する
…帽子と同じ理由です。急な飛来物があった際に、サングラスをしていれば目に重傷を負うリスクが低くなります。 - 海中の様子を視認する
…例えば秋頃にエギングをする場合、足元付近まで付いてくるイカを視認できたり、サイトフィッシングを楽しむことができます。
既に所持していればそれで構いません。
持っていない場合は、ファッショングラスではなく偏光機能が付いていることをチェックして購入してください。
アウトドアブランドやスポーツブランドでは取り扱いが多いので、比較的安価で手に入れることもできます。
ゴミ袋
こちらも釣行時は必ず携帯するようにしてください。
釣り人が皆、『釣り場をきれいに保つ』ことを意識することが、釣りを永く楽しむために絶対に欠かせません。
ゴミはどうしても出てしまいます。
ラインを組んだ際の切れ端や持参した飲食物の包装紙、エギや他仕掛けのパッケージなどです。
ゴミが出てしまった場合は自分で持ち帰るべきですので、必ず携帯してください。
万に一つでもポイ捨てはやめましょう。
こちらも100均で十分です。
ペットのお散歩用に携帯しやすくなっている商品もありますので、チェックしてみてください。
ここまで、エギングを始める前に用意してほしい必須アイテムを説明してきました。
このほかにも『あったら便利』なアイテムがたくさんありますので、それについてはまた別の記事で紹介します。
(記事ができ次第こちらにリンクを貼っておきます)
予算はいくらあればいいのか
これからエギングを始めようとしているすべての人が気になる『予算』の話をします。
購入するタイミングや買い方にもよりますが、こだわりがなければだいたい20,000円くらいひとしきり揃えることができます。
しかし、「とにかく安く揃えたい」や「コレは少しいいやつを買いたい」、はたまた「有名メーカーのアイテムでないと信用できない」など、色々な考え方がありますし、道具の要否も人によって違います。
そこで今回は、『安さ重視』と『ネームバリュー重視』を軸に道具と予算を表にまとめてみました。
まとめるにあたって、以下を前提としています。
- 揃える道具は前の章で挙げた12種類
- 『ネームバリュー重視』は有名メーカー『DAIWA』が販売するエントリーモデルなどから選定
まとめた表がこちらです。
※少しでも参考になればと、私が最初に揃えた際の金額も軸に並べてみました。
ロッド | リール | メイン ライン | ショック リーダー | スナップ | エギ | エギ ケース | ライフ ジャケット | クーラー ボックス | 水汲み バケツ | 帽子 | 偏光 グラス | ゴミ袋 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
品名 | エギング入門セット | ライフジャケット /フローティング ベスト /ゲームベスト | クーラーボックス | 水汲みバケツ /バッカン | 帽子 | 偏光サングラス | 携帯用ゴミ袋 | ||||||
価格 | 7,000円~9,000円程度 | 3,000円台~ | 4,000円台~ | 300円~ | 1,000円~ | 2,000円台~ | 100円~ | ||||||
リンク | Amazonで探す 楽天で探す Yahoo!で探す | Amazonで探す ※検索結果に 膨張式を含む | Amazonで探す | ー | ー | Amazonで探す | ー |
合計予算は『約18,000円~』です。
※購入タイミングによって各品の金額が変動します
道具 | メーカー/商品名 | 金額 | 商品リンク |
---|---|---|---|
ロッド | エギング入門セット | 7,000円~9,000円程度 | Amazonで探す |
リール | |||
メイン ライン | |||
ショック リーダー | |||
スナップ | |||
エギ | |||
エギケース | |||
ライフ ジャケット | フローティングベスト/ゲームベスト | 3,000円台~ | Amazonで探す ※各リンクの検索結果には膨張式も含まれます |
クーラー ボックス | クーラーボックス | 4,000円台~ | Amazonで探す |
水汲み バケツ | 水汲みバケツ/バッカン | 300円~ | ー |
帽子 | 帽子 | 1,000円~2,000円程度 | ー |
偏光グラス | 偏光サングラス | 2,000円台~ | Amazonで探す |
ゴミ袋 | 携帯用ゴミ袋 | 100円~ | ー |
合計金額 | 約18,000円~ |
合計予算は『約18,000円~』です。
※購入タイミングによって各品の金額が変動します
ネームバリュー重視の商品は、Amazonとかだと全然安く買えます
なので実際には70,000円もかからないかもです
表にまとめたのはごく一部の商品なので、さらに安い商品やコスパのいいメーカー品などもあるかもしれません。
より高価なモデルも当然ありますが、初心者がその恩恵や効能を実感できるかというと、まずわからないかなというのが正直なところです。
私はわかりませんでした…
上にまとめた情報を参考にしつつ、いろいろと自分で調べながらお気に入りの道具を是非見つけてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、はじめに揃えるべき道具と必要な予算について紹介してきました。
この記事の内容を振り返ってみましょう。
- エギングに必須の道具は12種類
- 安く抑えるなら20,000円前後が目安
- メーカー品で揃えると70,000円強
※買い方によって同じ品を安く手に入れられるのでそんなにかからないかも
繰り返しになりますが、お金のかけ方は本当に人それぞれだと思います。
何が正解ということもなく、自分が満足する買い方ができればそれが一番です。
私は40,000円以上かけて道具を揃えましたが、どの品も非常に満足できました。
デビュー前にこうしてアイテムを調べているのってすごく楽しいと思います。
色々と調べてたくさん悩んで、気持ちの良いエギングデビューを果たしてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。