『ティップラン』っていう言葉を耳にしたんだけどコレって何?
普通のエギングと何が違うの?
エギングをはじめたばかりだと、こんな疑問にぶつかりますよね
このような声にこの記事を通して応えます
こんにちは、wakkaです。
今回は、『ティップランエギング』について記事にまとめました。
この記事を読むことで、ティップランエギングに関する疑問をきっと解消できると思います。
ご説明するポイントはこちらです。
- 『ティップラン(ティップランエギング)』の意味
- ティップランエギングで使用するタックル
- ティップランエギングにおけるアクションの仕方
- 『ティップラン(ティップランエギング)』の意味
- ティップランで使用する道具(タックル)
- ティップランにおけるアクションの仕方
それでは本編をどうぞ。
ティップランエギングとは?
船から狙うエギングのもう一つの姿
エギングと言えば岸や堤防からエギをキャスティングするショアエギングのイメージが初心者の方には特に強いかと思います。
ティップランエギングは陸ではなく船上からアオリイカを狙う釣法のことで、専用のエギを使用したり、キャスティングとは異なるアクションでアプローチするといった特徴があります。
ターゲットは深場のアオリイカ
ティップランエギングのターゲットは深場にいるアオリイカです。
岸や堤防などからのキャスティングでは狙えない場所がターゲットとなるので、イカに対するプレッシャーが比較的低い状態で釣りに臨むことができます。
おすすめのシーズンは”冬”
ティップランエギングで特におすすめのシーズンは晩秋から冬にかけてです。
この頃になると、海水温が低下し始めます。
アオリイカは海水温が低すぎると生命活動を維持できなくなるため、冬は水温が安定した深い場所へ移動します。
この特性を逆手に取ることで、春に向けて成長真っ只中の良型のアオリイカを狙うことができるので、是非とも冬に実践してみてください。
ティップランに必要な道具
エギ
エギングをするうえで必須となるエギですが、ティップランエギングで使用するエギは通常の物とは様相が少し異なります。
ティップラン用のエギ
ティップラン用のエギは、素早く着底させるためにシンカー(錘)がより重く設計されています。
また、水中姿勢を安定させるために同メーカーの通常エギとは形状が異なっていることが多いです。
釣具店に行くと、ティップラン用のコーナーやスペースが分けられていることが多いので、迷わずに手にすることができると思います。
※パッケージにも記載があるので着目してみてください。
私はYAMASHITAの『エギ王』というシリーズが好きです
ファンも多くて定評があり、実際に釣果につながってるので是非おすすめしたい一品です
エギ王シリーズにご興味のある方はこちらをご覧ください。
通常のエギをティップラン仕様に
エギに着脱式のアタッチメントを装着することでティップラン仕様に変えることができます。
ショアエギングで使用しているエギをそのまま用いることができるので、いくつか用意があると非常に便利です。
エギ王シリーズに適応しているアタッチメントも販売されていますので、是非ご確認ください。
TRシンカーは便利なんですが姿勢の安定感などの点からなんだかんだTR用エギを使ってしまってます
エギとシンカーのメーカーが違う場合、うまくハマらない可能性が高いので、エギとシンカーが適合するかは要チェックです
ロッド
ロッドもティップラン用に設計されたモデルがたくさん売られています。
エギングロッドとして売られているロッドでも勿論構いませんが、これらはあくまでキャストしてエギをシャクることを考えた設計がされています。
一方で、ティップラン用のモデルは繊細かつ僅かなアタリを逃さないためのティップ(穂先)の作りになっています。
また、船上で使用するということもあり、キャスティングで用いるエギングロッドよりも短いです。
- エギングロッド … 8.3ft や8.6ft 程度
- ティップラン専用ロッド … 6.3ft や6.5ft 程度
繊細なアタリを如何にして拾うかが重要なティップランにおいて、ロッドの作りは釣果に直結する重要な要素の一つです。
そのため、可能ならば専用ロッドを用意することをおすすめします。
リール
リールは通常のエギングで使用するものと同じで問題ありません。
スピニングリールの2500番~3000番がおすすめです。
ライン
メインライン
メインラインは、PEラインの0.6号~0.8号あたりがおすすめです。
PEラインはしなやかでありながら引っ張りや伸びに強く、感度が高いためアタリがわかりやすいです。
一定の長さごとに色が変わるモデルは水深も測りやすいので良いかと思います。
ショックリーダー
リーダーは、フロロカーボンラインの1.5号~2号あたりを選びましょう。
フロロカーボンラインはPEライン同様に感度が高く、また耐摩耗性が優れています。
エギング用のリーダーとして売り出されているモデルもいくつかあるので、選択肢の一つに加えてみてください。
また、ラインの特徴や強度についてより詳細にまとめた記事もありますので、併せてご覧ください。
初心者の方必見!『アクションのコツ』
ティップランの基本的な流れ
詳細
船が流れていくのと反対方向に向かってエギを落とします。
潮の流れがない場合は真下に落とさず軽くキャストします。
詳細
フリーフォールのまま、素早く着底させます。
潮の流れがあると着底がわかりづらいので、糸ふけの状態やラインの出方を注意深く観察しましょう。
エギが着底したら糸ふけを素早く巻き取ります。
詳細
少なくとも3~5回ほどジャークさせるイメージでアオリイカを誘います。
振れ幅を大きくする必要はありません。
ロッドを立てすぎるとライントラブルや破損の恐れがありますので、水平線から30°くらいを上限の目安にしましょう。
詳細
シャクリを入れた後はロッドをピタリと止めます。
ロッドの先端が海面に少し傾くくらいの角度で5秒~10秒ほど静止しましょう。
この時にフォールさせる必要はありません。
ステイの間にアタリがあれば、一気にロッドを立ててアワセを入れましょう。
アタリがなければロッドを水平移動させて少し様子を見てみるのも良いです。
それでも反応がないならエギの着底から再度行います。
釣果アップのポイント
ティップランエギングでの釣果をアップさせるために特に意識したいポイントは以下の3つです。
- ボトム(底)を取れているか
- ステイが不安定になっていないか
- エギを流しっぱなしにしていないか
- ボトム(底)を取れているか
- ステイが不安定になっていないか
- エギを流しっぱなしにしていないか
注意したいポイント
ティップランエギングで特に注意したいポイントは以下の3つです。
- ドラグの締めすぎ
- 根掛かり
ドラグが強く締まっていると、身切れが発生する可能性があります。引っ張る力が強すぎてアオリイカの触腕だけが千切れてしまった状態です。
せっかくの釣果を逃してしまうことにもなるので、シャクリを入れたときに「ジッ」と鳴りながら少しラインが出るくらいの強度にしておきましょう。
また、ティップランでは根掛かりが避けられません。
トラブルをなるべく避けるため、着底後は素早く糸ふけを取るなど対策を行うようにしてください。
ボートエギングと併せて楽しめる!
ボートエギングは岸や堤防で行うエギングを船上で行うだけですので、意味合いや必要な装備、誘い方などに違いはありませんが、不安定な足場でキャスティングするため、いつもと少し違った体験ができます。
名前の通り船上で行う釣りですので、ティップランを楽しみながらキャスティングに切り替えるといった遊び方もできます。
ティップランに出かける際は、通常のエギング装備も用意しておくとより楽しみ方が広がるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は○○について説明しました。
お伝えしてきた内容をおさらいしましょう。
- ティップランエギングは深場のアオリイカを船から狙う
- おすすめのシーズンは冬
- 専用のエギを使用する
- 底取りとステイが重要
- ボートエギングと併せて楽しむことも
- ティップランエギングは深場にいるアオリイカを船から狙う釣り
- ティップランでは専用の道具(タックル)が必要
- しっかりと着底させることが重要 ←ココはショアエギングも同じ
- シャクリの後はしっかりとステイ ←ココはショアエギングと違う
- ティップランの日は、気分を変えてボートエギングも楽しめる
ショアエギングとは一味違った魅力を味わうために、この記事が少しでも参考になれば幸いです。